ニヤリホット始まりました・・・(第2回目)

といろキッチンの一日は、食材の納品対応や給食を食べている子どもたちの姿を見に行くなど、調理の他にもお仕事があります😀
そんな関わりの中、私たち調理員も子どもたちの可能性を発見し、喜びも一緒に感じています。
美味しい給食作りには、こうした気付きから得られるヒントが沢山あります!!

第2回目は“子どもの可能性と会話から生まれた気づき”をテーマにニヤリホットをいくつかご紹介しますね。

※「ニヤリホット」とは・・・保育園であった思わず“ニヤリ”と笑顔になる出来事や“ホッと”心が和む瞬間など、子どもたちを含め全体の良いところを見つける活動

たまプラーザ園のA君は、白いご飯が好きでカレーや混ぜご飯の時は食べることが少なく、そのまま残すことが多いお子さんでした。
ドライカレーの時、先生が少しずつご飯と一緒に混ぜて提供している時があり『今日は食べてくれた』とお話して下さることがありました。
混ぜご飯や、カレーライスの時、白いご飯にしてあげられたら・・と思っていた時もありましたが、なぜそのような対応にしなかったのかわかりました。
ある日、食事をしているところを見に行った時、麺やおかずを食べている姿をみて白いご飯だけしか食べなかったA君がおかずを食べ、麺を食べニコニコしているのです。

とても驚きました。一人一人子どもにはタイミング、可能性があり、その時まで大人がチャンスを奪わないこと。
食べないから出さないではなく、食べるかもしれない。

食べたい時が来るかもしれない。
そんな可能性を考えて、対応することがとても大事なのだと痛感しました。
これこそ、といろきっずの個々を大切にした保育なのだなと思います。

といろきっずたまプラーザ保育園 調理員より

ちょうど子どもたちが給食を食べている時間にお買い物に出掛けようとすると、オレンジゼリーのひとくち目を頬張るB君と目が合いました。
『どう?おいしい?』と聞いたら、はにかんだ笑顔で『いいかんじ〜!』と答えてくれました。その笑顔がとってもかわいくて、すごく嬉しくなりました。
他にも、お喋り上手なAちゃんから『今日も全部おいしかった!お茶もすごくおいしかった!!』とお褒めの言葉を頂いて笑ってしまったり、お喋りが少し苦手なお子さんも表情や仕草でアピールしてくれたりと、この子達のためにもっと美味しく作れるようになりたいと思わずにはいられません。
子どもたちが、ひたむきに給食を食べている姿には癒やされ、美味しそうに食べている子どもたちの姿が何よりの励みになっています。
沢山食べてくれてありがとう。苦手なものにも挑戦してくれてありがとうという気持ちになります。

CYS School 中山園・といろきっず美しヶ丘保育園 調理員より

毎週1回、食材の配達があります。
配達時間は朝のお遊びの時間…その時間を使って子どもたちが1人1つずつお野菜などを運ぶお手伝いをしてくれます。
一生懸命に運ぶ子どもたち。途中で先生が『ありがとう!』と受け取ろうとしても絶対に渡しません!なぜなら子どもたちのミッションはお野菜を調理室まで無事に届ける事!だからです。
野菜を受け取る時の会話…「これ何だ?」とクイズを出してみたり…「力持ち〜!」と褒めてみたり…そんなやり取りが行われてからの給食の時間。
ちょっと野菜に苦戦していたお子さんが『先生!これ今日僕が渡した野菜かな?』

『そうだよ!食べてみて?』と…すると頑張って一口パクリ!
朝のちょっとしたお手伝いが子ども達の食べる意欲にも繋がっていく大切な時間なんだなぁと実感しました。

といろきっず青葉台保育園 調理員より

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